みなさんお疲れ様です!すだです。
今回はNetFlixでも映画化されたエモ小説を紹介します。
ただでさえエモーショナルですが、お酒を飲みながら読むと更に物語の世界観にのめり込めるのでおすすめ!!
この本について
それは人生でたった一人、ボクが自分より好きになったひとの名前だ。気が付けば親指は友達リクエストを送信していて、90年代の渋谷でふたりぼっち、世界の終わりへのカウントダウンを聴いた日々が甦る。彼女だけがボクのことを認めてくれた。本当に大好きだった。過去と現在を SNS がつなぐ、切なさ新時代の大人泣きラブ・ストーリー。
Amazon紹介ページより
”切なさ新時代”――。その通りです!
- 2018年11月28日発売
- 著者:燃え殻
- 473円(税込み)
- 新潮文庫
- 189ページ
こんな人に読んでほしい
- エモい小説を読みたい人
- 読書初心者:サクっと読める長さ
- 恋愛の情熱を思い出したい人
- 青春時代に小沢健二がだいすきだった人
感想【ネタバレなし】
恋をしている気持ちがとにかくリアルに、生々しく描かれている小説です❤️🔥
相手のことを「好き」を通り越して「信仰」するほどのめり込んでしまう…
〝メンヘラ〟気質のある方であればきっと共感してくれると思います🥺
(軽い言葉で表現してしまってごめんなさい)
「好き」を通り越して「信仰」してしまう情熱を思い出すことばたち
自分より好きになった人のなんの根拠もない言葉ひとつで、やり過ごせた夜が確かにあった。
ボクたちはみんな大人になれなかった – p156
ボクが凸で、君が凹。そんな単純なパズルは世の中にはない。ボクが△で、君は⭐︎だったりする。カチッと合わないそのイビツさを笑うことができていたら、ボクたちは今も一緒にいられたのかもしれない。
ボクたちはみんな大人になれなかった – p117
忘れかけていた、好きな人への情熱と苦しみを思い出しました。
今思うと、儚いけど確かな情熱だったなと…😮💨😮💨🤍
印象的な「別れ」のシーン
この小説は「別れ」のシーンが多く出てくるなと感じます。
別れについて印象的だった言葉👇👇👇
テレビドラマは別れるにしてもハッピーエンドになるにしても、ちゃんと12回で人間関係は集約していく。だけど現実の最後のセリフは「今度、CD持ってくるね」だったりする。
ボクたちはみんな大人になれなかった – p16
始まってしまったボクたちは、いつか終わる運命にある。必ず夜が朝になるように、必ず朝は夜になる。ただその必ずが今日なのか、明日なのか、20年先なのか、それは誰にも分からない。
ボクたちはみんな大人になれなかった – p146
人と出会い、時間を共にして、別れる…
それがただ悲しいものとして描かれているのではなく、
それぞれの人生を歩んでいくためと受け取れました💭
別れてしまうとしても必要だった出会い…みたいな…
表現できないのがもどかしい!🥺
読み終わった後、情熱を思い出して懐かしい気持ちになるのはもちろん、今まで出会った人に感謝の気持ちが湧いてくる本です😌
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