みなさんお疲れ様です!すだです。
今回はおつまみ本の代名詞ともいえる1冊をご紹介!
この本について
犬森祥子、バツイチ、アラサー、職業は「見守り屋」。営業時間は夜から朝まで。様々な事情を抱える客からの依頼で人やペットなど、とにかく頼まれたものを寝ずの番で見守る。そんな祥子の唯一の贅沢は、夜勤明けの晩酌ならぬ「ランチ酒」。別れた夫のもとで暮らす愛娘の幸せを願いながら、束の間、最高のランチと酒に癒される。腹の底から生きる力が湧いてくる、絶品五つ星小説!
Amazon紹介ページより
表紙のイメージとはうってかわって現実的で切なくほろ苦い”絶品五つ星小説”です!
- 2020年10月15日発売
- 著者:原田ひ香
- 759円(税込み)
- 祥伝社文庫
- 322ページ
こんな人に読んでほしい
- お酒がすきな人
- 晩酌をする人
- お酒に合う本(おつまみ本)を探している人
- 現実的な小説がすきな人
- 美味しい小説がすきな人
感想【ネタバレなし】
ほろ苦い、最高のおつまみ本でした🍶📖
この本、表紙の絵だけで「主人公が美味しいものいっぱい食べるほっこり系かな〜」と思って買っちゃったのですが…
実際に開いてみると、想像よりもっと切なくて。切ない事情を抱えている主人公が美味しい料理とお酒で自分を奮い立たせている様子が描かれていて応援したくなる、そして気付いたら自分も頑張ろうと思えている、そんなお話でした😌🌸
料理とお酒がとにかく美味しそう!
そんな、主人公が自分を奮い立たせている料理とお酒がそれはそれはもう美味しそうで!!!(笑)
美味しそうな料理が目の前に運ばれてきた時って、インスタのストーリーみたいなキラキラ加工✨されてませんか?(私だけ?)そんなキラキラ加工✨を感じられる文章でした☺️
小ぶりのグラスに「入れすぎちゃった」たっぷりの焼酎。透明感のある、角のとれた氷が使われていて、窓から射す光にきらきら輝いている。
ランチ酒 – p13
こんなに素敵な景色ありますか!?なんか読みながら想像したお酒が眩しすぎて、つい目を閉じてしまいました😂笑
お酒好きなら全員うなずく”あるある”
お酒大好きあるあるがたくさん入っていて何度も「わかる〜😮💨💖」とため息をついてしまいました😂
1パイントって結構、量あるんだよなー。飲みきれるかな。「お決まりですか」さわやかな店員さんが注文を取りに来てくれた。「ラムチーズバーガーと、ブルックリンラガーの1パイント」-頼んじゃった。結局、頼んじゃった。勢いで。
ランチ酒 – p33
これめっちゃ分かる〜!!
そして、結局全部飲んじゃうとこまでワンセット😂
目頭が熱くなる”家族”の話
お酒の話はもちろんですが、〝家族〟に関する話が印象的でした。
主人公は、小学二年生の娘がいるママの1人です。
娘である明里ちゃんへの、見返りを求めない大きな愛を至る所で感じ、自分もこんなに愛されていたのかなと目頭が熱くなりました。
お母さんはここにいる。ここにいて、いつも明里のことを考えている。それが伝わってくれるだろうか。
ランチ酒 – p296
こんなに、無条件で愛情を注げるって、やっぱり母は強いなあと感じます❤️🔥これを読んで、お母さんに感謝の気持ちを伝えたくなりました🫶いつ実家に帰ろうかな🤔笑
読者も元気を貰える1冊!
最後に「私も頑張ろう」と元気をくれたシーンを👇👇👇
私は生きているし、健康だ。元気出そう。へこたれてなんかいられない。さあ、今日も生き抜かないと。小さく声を出して、祥子は丼に向かった。
ランチ酒 – p196
よし!🙌
今日も美味しいご飯とお酒で自分を励まして、生き抜きましょうね🤗
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